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オフィスの衛生管理

オフィスの衛生管理とは

オフィスの衛生管理とは、「労働者が安全かつ健康に、そして快適に働くことができる職場環境を整備し、維持していくための一連の取り組み」を指します。

これは単なる清掃や片付けにとどまらず、「労働安全衛生法」に基づき定められた「事務所衛生基準規則」などによって、事業者に義務付けられている重要な責務です。

衛生管理の目的

労働者の健康確保

オフィスの衛生管理の目的は、従業員の心身の健康を保護し、維持することです。不適切な換気や不衛生な環境は、ウイルスや細菌の感染拡大リスクを高めるだけでなく、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす原因となります。また、騒音や不適切な温湿度は、従業員に過度な疲労やストレスを与え、健康障害につながります。

法律に基づいた環境基準を遵守し、定期的な清掃、消毒、換気を行うことは、職場における疾病リスクを未然に防ぎ、従業員が安心して働ける基盤を築くために不可欠です。

快適性の向上

衛生管理は、単に法律で定められた基準を満たすだけでなく、従業員にとって「快適な職場環境」を創出することを目指します。

適切な照度管理は眼精疲労を防ぎ、一定の温度・湿度は集中力の維持に役立ちます。また、整理整頓された清潔なオフィスは、心理的なストレスを軽減し、従業員に心地よさを提供します。この「快適性」は、社員の満足度を高め、職場への愛着を育む要素となります。

清潔で快適な環境づくりは、従業員に対する企業の配慮を示す重要な取り組みです。

生産性の向上

衛生管理の徹底は、結果的に企業の生産性向上に繋がる取り組みです。

不衛生な環境や不快な作業環境は、従業員の体調不良による欠勤や、集中力の低下を招き、業務効率を低下させます。逆に、適切な換気、明るさ、温湿度が保たれた環境は、従業員が最高のパフォーマンスを発揮できる状態を支えます。

健康で快適な環境で働くことは、疲労が軽減され、業務への集中力やモチベーションが向上し、結果として誤りや手戻りが減り、企業全体の生産性の向上につながります。

オフィス衛生管理のための規則

労働安全衛生規則

労働安全衛生規則は、「労働安全衛生法」に基づき、工場や建設業を含む全ての業種の職場において、労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境を形成するために、事業者が講じるべき具体的な措置を定めています。

この規則は、危険防止措置、安全衛生教育の実施、健康診断の実施、メンタルヘルス対策など、幅広い労働衛生管理体制の基盤を規定しています。

事務所衛生基準規則が定める物理的な環境基準を超えて、労働者の作業行動や健康管理全般にわたる企業の義務を定義する、包括的な規則です。

事務所衛生基準規則

事務所衛生基準規則は、一般的な事務作業を主とするオフィスの労働環境に特化し、衛生面における具体的な基準を定めた厚生労働省令です。

この規則は、事務室の気積、換気設備、温度・湿度(18℃〜28℃、湿度40%〜70%など)、照明の照度(一般的な事務作業は300ルクス以上)といった、快適な作業環境を物理的に保つための基準を細かく規定しています。

また、トイレや洗面所の設置基準、大掃除や害虫防除の実施頻度についても定めており、事業者が遵守すべき清潔の保持と環境整備の指針となります。

衛生管理を行う際のポイント

法令に基づく環境の整備(作業環境管理)

オフィスの物理的な環境を、法令(事務所衛生基準規則など)に基づき、計画的に管理し改善します。

具体的には、適切な換気設備によるCO2濃度や空気質の維持、室温を18〜28℃、湿度を40%~70%に保つ温湿度管理が中心です(事務所衛生基準規則で、空気調和設備がある場合の努力目標値として定められています)。また、VDT作業による疲労を防ぐための適切な照度(300ルクス以上など)の確保も重要です。

これらの環境整備は、従業員の健康を守り、快適性を客観的な基準で担保するための土台となります。

清掃と感染対策の日常化(清潔の保持)

感染症リスクの低減と快適性のために、日常的な清掃・消毒を徹底し、それを習慣化させましょう。特に、ドアノブ、電気スイッチ、共用機器といった「接触頻度の高い箇所」の除菌拭きを、定期的かつ重点的に実施します。

また、トイレや給湯室といった水回りの衛生管理、ねずみ・昆虫の防除も重要です。従業員への正しい手洗い・手指消毒の啓発と、体調不良時の報告・休養ルールの徹底を組み合わせ、職場全体で衛生意識を共有します。

健康状態の管理と教育(健康管理・教育)

従業員が心身ともに健康に働けるよう、健康面でのサポート体制を構築します。これには、定期健康診断の確実な実施、長時間労働者への産業医による面接指導、ストレスチェックを通じたメンタルヘルス対策が含まれます。さらに、衛生管理者による職場巡視を定期的に行い、潜在的な衛生問題を早期に発見することが重要です。これらの活動に加え、衛生教育や安全教育を通じて、従業員一人ひとりの衛生知識と自己管理能力の向上を図ります。

まとめ

オフィスの衛生管理は、単なる義務ではなく、従業員の健康と企業の生産性を守るための重要な戦略的投資です。

作業環境管理(温湿度・換気・照明)、清潔の保持(清掃・消毒・害虫対策)、健康管理と教育という3つの柱を徹底することで、従業員が安心して高パフォーマンスを発揮できる環境が実現します。特に、日常的な清掃や消毒を効率的にするために、オフィス内で安定した除菌水を生成できる製造装置の導入もおすすめです。

快適で衛生的な職場は、従業員の満足度を高め、ひいては企業の信頼と成長に直結します。法令を遵守しつつ、積極的に環境改善に取り組みましょう。

職場環境での
衛生管理を手助け!

【課題別】
オススメ除菌水製造装置3選

昨今問題になっている感染症や食中毒のリスクを軽減するため、より徹底した衛生管理が求められています。
一方で、除菌効果が高いものはその分危険性も高まり、ただ「除菌力が高ければ高いほどよい」という分けではありません。
そのため、使用するシーンに合った除菌水を選ぶことが重要です。
そこで、用途ごとにオススメの除菌水製造装置をご紹介。ぜひ参考にしてみてください。

衛生対策に使用する
飲食店や幼稚園なら
いつでも手軽に
手間なく除菌・除臭が可能

ユニゾーン

ユニゾーン

引用元:ウォーターエージェンシー公式HP
https://wa-unizone.com/

  • 1日10分以内の使用なら2年間メンテナンス不要。管理の手間を減らし、ランニングコストを抑えた良コスパ
  • アンダーシンクや壁掛けなど狭い場所でも設置可能。蛇口をひねるだけの簡単操作で子どもからお年寄りまで使用できる
除菌も脱臭もしたい
水産・食品工場なら
大量の除菌水を短時間で生成

エルくりんDX

エルくりんDX

引用元:タムラテコ 公式HP
https://teco.co.jp/lineup/

  • オゾンガスとオゾン水の併用が可能。魚や精肉の嫌な臭いや細菌・ウィルスなどの浮遊物も同時に脱臭できる
  • 30L/分の除菌水生成・ホースや洗浄ガンの使用により、生産機械の消毒や床清掃を一度に行える
高い除菌力が求められる
医療機関なら
電解セルでサビ問題を解決

アクアプリータ

アクアプリータ

引用元:金澤工業 公式HP
https://www.kanazawakogyo.co.jp/aquapulita/

  • 手洗いには酸性電解水、医療機器の除菌にはpH値が11以上で高い除菌効果を発揮するアルカリ性電解水といった使い分けが1台で可能
  • 東芝のライセンスを受けた電解セルで、金属機器がさびにくく、感染リスクの軽減や機器の性能維持ができる

※2023年6月調査 googleで「除菌水製造装置」「オゾン水生成装置」「電解水生成装置」で検索して表示された、除菌水製造装置取り扱い企業のうち、公式HP上で取り扱い事例が掲載されており、国内製造でサポートを行っている製品を以下の特徴で選出。
ユニゾーン…調査した中で唯一操作ボタンが無く、毎日10分間の利用で約2年間メンテナンスフリー
エルくりんDX…調査した中で、1分間に生成するオゾン水の量が一番多い
アクアプリータ…調査した中で唯一酸性とアルカリ性電解水を同時生成する電解水生成器を提供

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