2021年6月から、すべての食品関連事業者に義務付けられたHACCP(ハサップ)。ここでは、管理基準や衛生管理といったHACCPの基本情報をまとめていますので、食品に携わる企業・事業者はぜひ参考にしてください。
HACCPとはHazard(危害)、Analysis(分析)、Critical(重要)、Control(管理)、Point(点)の頭文字をとった言葉で、食品の安全管理の衛生管理方法を指します。日本でも、2021年6月から食品関連事業者すべてにHACCPの導入が義務付けられました。
HACCPでは、食の安全に危害を与える要因を特定し、食品製造の過程における衛生管理・記録を継続的に実施していきます。
HACCPの管理基準とは、危害要因を除去するための工程となる管理点を定数的に管理するための基準となります。この管理基準は、「80度以上の温度で90秒以上加熱する」「鉄板を使用し強火で150秒加熱」など、できる限り定量にすることが大事。定量化することで、業務に携わる誰もが同じ工程を踏めるようになります。
HACCPによる衛生管理は、コーデックス委員会が策定したHACCP7原則に基づいて行われます。7原則は、危害要因の分析、重要管理点の決定、管理基準の設定、モニタリング方法の設定、改善措置の設定、検証方法の設定、記録の作成で構成されており、使用する原料・製法などに応じてプランを作成し、継続的に管理を行っていきます。
HACCPの導入は、すべての食品関連事業者に義務付けられたものです。営業許可の取得や申請時の現場チェック、保健所の定期的な立ち入り検査などが行われる際に、HACCPによる衛生管理が行われているかの確認・点検が実施されています。
もし、HACCP対応が十分ではないと判断された場合、食品衛生法違反で「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」が適用される可能性があります。
食品衛生法の改正でHACCPが制度化され、多くの食品関連事業者が衛生管理の徹底に乗り出しています。どんなに衛生管理に気を使っていても、HACCP対応になっていなければ企業としての信頼を得られない、そんな時代なのです。企業としての信頼を獲得し、より衛生的で品質のよい製品を提供するためにも、HACCPに基づく衛生管理を継続して行っていきましょう。
このメディアでは、他にも、衛生管理が行える除菌水製造装置を紹介しています。TOPページでは利用する目的や場所に合わせてオススメの除菌水製造装置を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
昨今問題になっている感染症や食中毒のリスクを軽減するため、より徹底した衛生管理が求められています。
一方で、除菌効果が高いものはその分危険性も高まり、ただ「除菌力が高ければ高いほどよい」という分けではありません。
そのため、使用するシーンに合った除菌水を選ぶことが重要です。
そこで、用途ごとにオススメの除菌水製造装置をご紹介。ぜひ参考にしてみてください。
※2023年6月調査 googleで「除菌水製造装置」「オゾン水生成装置」「電解水生成装置」で検索して表示された、除菌水製造装置取り扱い企業のうち、公式HP上で取り扱い事例が掲載されており、国内製造でサポートを行っている製品を以下の特徴で選出。
ユニゾーン…調査した中で唯一操作ボタンが無く、毎日10分間の利用で約2年間メンテナンスフリー
エルくりんDX…調査した中で、1分間に生成するオゾン水の量が一番多い
アクアプリータ…調査した中で唯一酸性とアルカリ性電解水を同時生成する電解水生成器を提供