食品衛生管理にはさまざまな方法がありますが、そのひとつにオゾン水を利用する方法があります。ここでは、衛生管理にオゾン水を用いるメリットとデメリット、食品関連事業者におすすめしたい除菌水製造装置の情報をまとめました。
オゾン(O₃)を水に溶け込ませたオゾン水は、除菌性能を持ちながら高い安全性を誇るのがメリット。薬品や電解次亜水とは異なり残留性がなく、食品や機材の洗浄に直接使用できるのです。
また、オゾン水濃度の確認・記録をすることで、HACCPへの対応も可能。デメリットとして挙げられるのは、大規模な施設によっては導入コストが高額になりがちという点です。
たとえばカット野菜の場合、原料をトリミングして外葉や皮等を除去、カット・スライスしたあとに洗浄を行いますが、この洗浄工程をオゾン水に置き換えられます。あとは脱水して水をきり、パッケージ化するという流れです。
オゾン水は残留しないため仕上げのすすぎが不要で、ニオイもほとんど残らないため食品の風味を損なうことがありません。
オゾン水を生成できる除菌水製造装置は数多くありますが、食品関連事業者が導入する場合、どのような点に注意して製品を選ぶべきなのでしょうか。以下に、選び方のポイントをまとめてみましたので、参考にしてください。
除菌水製造装置は食品衛生管理に活用できますが、消耗品が高額である、頻繁にメンテナンスをしなければならない、といった製品では使い勝手が悪くなります。ストレスなく導入・活用するには、メンテナンス性が重要。消耗品のコストや交換頻度は適当か、メンテナンスについてはメーカー対応となるのか、などをチェックしておきましょう。
除菌水製造装置を取り扱う販売会社・メーカーは数多くありますが、どこでも同じサービス・メンテナンスを受けられるワケではありません。とくにメンテナンスに関しては、長期にわたる実績を持つ会社を選ぶことが重要。
信頼性に不安のある会社だと、使用期間中に倒産するなどで十分なサポートを受けられなくなる可能性があります。そのため、製品を提供しているメーカーの信頼性チェックは非常に重要です。
創業から約70年にわたり、公共性の高い水インフラ施設の運営に携わってきたウォーターエージェンシー。自治体等が運営する上下水道施設の管理・運営を請け負っており、安心・安全に利用できる水環境の整備に力を入れています。水インフラ施設の管理経験から生み出された「水マネジメント」を運営手法として提案しており、さまざまな状況・事態に対応できるノウハウを蓄積しているのも特徴です。企業が導入しやすく使いやすいオゾン水の除菌水製造装置「ユニゾーン」を開発・販売しています。
水と電気だけでオゾン水を製造できるユニゾーンは、メンテナンス性に優れたオゾン水生成器です。約120時間ごとに電解カートリッジのメンテナンスが必要となりますが、1日10分の使用であれば、約2年間はメンテナンスフリー。メンテナンスについても、製造販売元のウォーターエージェンシーが請け負います。
ユニゾーンは、ダイヤモンド電極を使用した電解法でオゾン水を生成。一般的な電解法で必要となる、薬品調合や補充が不要です。また、使用についても蛇口をひねるだけとシンプル。スイッチ・メーター・調整つまみなどもなく、細かい操作を行う必要がありません。
ユニゾーンの製品サイズは、240mm(幅)×140mm(奥行き)×340mm(高さ)。重量も5.5㎏とコンパクトなので、キッチン・カウンタートップ・アンダーシンク・壁掛けなど設置場所を選びません。また、清潔感あふれるスタイリッシュなデザインも魅力のひとつです。
健全な水循環を目指し、約70年に及んで水インフラ事業を手がけた歴史をもつ除菌水製造装置メーカー。ウォーターエージェンシーが手がけているユニゾーンは、同社がこれまでに培ってきた技術やノウハウに基づいてオゾン水の除菌水製造装置を開発・製造しています。
ウォーターエージェンシー本社では入口にオゾン水の除菌水製造装置「ユニゾーン」が設置されており、訪問者が自由に体験できるようになっています。
使いやすい工夫
数秒だけ待ち、点滅から点灯(青)に変わるとオゾン水が利用できます。コンパクトな見た目で、余計なボタンや調節などが無いのは誰でも設置して利用しやすい工夫がされていると感じます。除菌水は蛇口をひねるだけで簡単に出てくるので、石鹸などを付けずに手を洗う感覚と同じで利用できました。水量は蛇口から出る水量に変わります。
除菌されているのかどうかは目に見えない部分ですが、終わった後は手触りが良く、洗剤などによる残留感なども感じていません。試しに匂いが強い香水を付けて再度利用。成分によって効果は変わるようですが、ほとんど匂いを感じませんでした。
数分で終わる簡単なメンテナンス
本体のLEDランプ に赤い点滅が見られたら、交換サイン。カバーを開けて電解カートリッジを交換するだけだから数十秒で完了しました。
カートリッジの交換タイミングは、カートリッジの使用量が残り15時間(105時間使用)で点滅し、残り5時間で青点滅のランプが消えて音で知らせてくれるなど、3段階で確認できるから、「交換が必要だけどカートリッジが手元に無い!」なんて心配もいらないですね。ユニゾーンは使いやすいだけでなく、メンテナンス性の高い除菌水製造装置だと実感しました。
今回「ユニゾーン」を体験し、コンパクトで設置場所を選ばずに蛇口をひねるだけで除菌除臭ができる所や、メンテナンスしやすい所など、誰でも使いやすい工夫が随所にされていると感じました。
衛生管理の徹底はもちろん、特に簡便性、効率性を重視している企業は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
社名 | 株式会社ウォーターエージェンシー |
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所在地 | 東京都新宿区東五軒町3-25 |
電話番号 | 03-3267-4001(代表) |
URL | https://water-agency.com/ |