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スパ施設の衛生管理

スパ施設の衛生管理とは

スパ施設(公衆浴場、温浴施設、温泉旅館の大浴場など)の衛生管理とは、利用者が安全かつ快適に施設を利用できるように、施設内のあらゆる環境を清潔で衛生的に保つための活動全般を指します。

その目的は、感染症の発生を予防し、公衆衛生上の危害を防止することです。

日本では、主に公衆浴場法およびそれに基づく条例、そして厚生労働省が定める「公衆浴場における衛生等管理要領」などによって基準が定められています。

場所別の清掃ポイント

サウナ

高温・乾燥または高湿度の環境であるサウナ室は、利用者からの汗や皮脂が付着しやすいため、毎日清掃・洗浄を行います。特に座面に使用される木材やマットは、汚れが染み込む前に拭き取り、月に1回以上の消毒を徹底します。熱源付近は安全に配慮しつつ清掃し、十分な換気も維持します。室内の異臭対策も重要なポイントです。

風呂

浴槽と洗い場が中心となる風呂エリアでは、浴槽水の衛生管理と施設の洗浄がポイントです。浴槽は毎日完全換水し清掃することが理想ですが、循環式の場合は週に1回以上の換水と清掃を実施します。洗い場は、床や壁に付着した湯垢やカビを毎日除去し、排水溝は詰まりや悪臭を防ぐために適宜清掃・消毒を行います。特に滑りやすい箇所は念入りに洗浄します。

外気浴スペース

露天風呂の周囲やテラスなどの外気浴スペースでは、屋外の環境衛生管理が重要です。床面・椅子・デッキチェアを毎日清掃し、鳥害・落葉は速やかに除去します。周辺のねずみ・衛生害虫は定期点検し、必要に応じて防除を行い、開口部には金網等の防除設備を設けて侵入を防ぎましょう。

衛生管理のポイント

清掃スケジュールの管理

清掃スケジュールは、衛生管理の基盤です。

浴槽水の残留塩素濃度測定や集毛器の清掃など、毎日必須の業務と、ろ過器の逆洗浄、配管の消毒(週に1回)といった定期的な業務を明確に分け、担当者を割り当てたチェックリストを作成します。すべての実施記録を詳細に残し、計画通りに実行されたかを評価(PDCAサイクル)することが重要です。

水質の徹底

水質管理は、レジオネラ症などの感染症を予防する上で重要です。

浴槽水は、遊離残留塩素濃度を0.4mg/L以上とし、1.0mg/Lを超えない範囲で管理し、営業前後および営業中は1〜2時間ごとに測定・記録します。

※具体的な管理値は、各自治体の条例や指導に従って設定してください。

空気循環の徹底

空気循環(換気)は、浴室内の湿気や不快な臭気、そして空気中の有害物質(例:塩素臭、二酸化炭素)の蓄積を防ぐために不可欠です。

換気設備は常に良好な状態に保ち、浴室や脱衣所の空気中の炭酸ガス濃度を$1,500\text{ppm}$以下に維持することが推奨されます。また、サウナ室や熱気浴室なども十分な換気を行い、利用者が快適かつ安全に呼吸できる環境を確保します。

まとめ

スパ・温浴施設の衛生管理は、お客様に安心と癒やしを提供するための重要課題です。

浴槽水の塩素濃度維持や定期的な配管洗浄、場所別の細やかな清掃スケジュールを徹底しましょう。特に、日常の消毒レベル向上と効率化のため、除菌水製造装置の導入もおすすめです。

徹底した管理と体制の整備こそが、お客様からの信頼を勝ち取る基盤となります。

職場環境での
衛生管理を手助け!

【課題別】
オススメ除菌水製造装置3選

昨今問題になっている感染症や食中毒のリスクを軽減するため、より徹底した衛生管理が求められています。
一方で、除菌効果が高いものはその分危険性も高まり、ただ「除菌力が高ければ高いほどよい」という分けではありません。
そのため、使用するシーンに合った除菌水を選ぶことが重要です。
そこで、用途ごとにオススメの除菌水製造装置をご紹介。ぜひ参考にしてみてください。

衛生対策に使用する
飲食店や幼稚園なら
いつでも手軽に
手間なく除菌・除臭が可能

ユニゾーン

ユニゾーン

引用元:ウォーターエージェンシー公式HP
https://wa-unizone.com/

  • 1日10分以内の使用なら2年間メンテナンス不要。管理の手間を減らし、ランニングコストを抑えた良コスパ
  • アンダーシンクや壁掛けなど狭い場所でも設置可能。蛇口をひねるだけの簡単操作で子どもからお年寄りまで使用できる
除菌も脱臭もしたい
水産・食品工場なら
大量の除菌水を短時間で生成

エルくりんDX

エルくりんDX

引用元:タムラテコ 公式HP
https://teco.co.jp/lineup/

  • オゾンガスとオゾン水の併用が可能。魚や精肉の嫌な臭いや細菌・ウィルスなどの浮遊物も同時に脱臭できる
  • 30L/分の除菌水生成・ホースや洗浄ガンの使用により、生産機械の消毒や床清掃を一度に行える
高い除菌力が求められる
医療機関なら
電解セルでサビ問題を解決

アクアプリータ

アクアプリータ

引用元:金澤工業 公式HP
https://www.kanazawakogyo.co.jp/aquapulita/

  • 手洗いには酸性電解水、医療機器の除菌にはpH値が11以上で高い除菌効果を発揮するアルカリ性電解水といった使い分けが1台で可能
  • 東芝のライセンスを受けた電解セルで、金属機器がさびにくく、感染リスクの軽減や機器の性能維持ができる

※2023年6月調査 googleで「除菌水製造装置」「オゾン水生成装置」「電解水生成装置」で検索して表示された、除菌水製造装置取り扱い企業のうち、公式HP上で取り扱い事例が掲載されており、国内製造でサポートを行っている製品を以下の特徴で選出。
ユニゾーン…調査した中で唯一操作ボタンが無く、毎日10分間の利用で約2年間メンテナンスフリー
エルくりんDX…調査した中で、1分間に生成するオゾン水の量が一番多い
アクアプリータ…調査した中で唯一酸性とアルカリ性電解水を同時生成する電解水生成器を提供

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