最近よく耳にする「オゾン水」は、殺菌や感染症対策に用いられることから衛生的なイメージが強いのではないでしょうか。
そんなオゾン水ですが、食品に使用することはできるのでしょうか。ここでは詳しく解説していきます。
結論からいうと、オゾン水は食品にも使用することが可能です。ここではオゾン水で食品を洗浄するにあたって、食材ごとの洗浄方法を紹介します。
食品・食材によってオゾン水を使用して洗浄するタイミングが異なりますので、ぜひ知っておきましょう。
カット野菜を製造・加工する工場においては、原料から外葉を除去し、スライスした後にオゾン水での洗浄・殺菌を行います。その後脱水工程を経て製品として出荷されます。
冷凍マグロを加工する水産加工工場の工程においては、冷凍マグロをスライスした後浸漬解凍を経てオゾン水で洗浄・殺菌を行うシャワリング工程へと移ります。
そのして水切りを行って製品として仕上げられます。
米飯工場においてははじめの洗米工程においてオゾン水が用いられます。その後炊飯・包装工程を経て製品として出荷・販売されます。
上記で紹介した通り、オゾン水を用いて食品を洗浄する工場は存在しますが、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは得られるメリットについて詳しく解説しますので、ぜひチェックしておいて下さい。
一般的に野菜や果物を洗浄する際に使用されている「次亜塩素酸ナトリウム」には、次亜塩素酸イオンが多く含まれています。次亜塩素酸イオンの殺菌順序においては細胞壁を通過することはできますが細胞膜を通過することは出来ないため、性質上耐性菌が発生しやすいというデメリットがあります。
一方でオゾン水はこの耐性菌が発生させにくいという特徴を持っており、生成時に塩酸や塩化カリウム水などの生成液も必要としません。
オゾン水で洗浄を行うと、水道水などを使用して行う水洗浄に比べて菌の量を低減することが可能です。野菜や果物に付着している腐敗菌を除菌・殺菌することにより、劣化のスピードを遅らせて鮮度を維持することができるというメリットがあります。鮮度保持日数が延長されるという効果を期待することができるため、新鮮な果物・野菜を届ける事が可能なうえに、酸化作用後には水に戻るため残留性が無く安全であるともいわれています。
農作業に用いられる農機具や運搬器具などについては、そのものに菌が付着していることが原因となり菌が拡大していくという懸念があります。しかしこれらの使用する器具・機器類にもオゾン水を散水しておくと殺菌や除菌の効果が期待できます。普段使用する道具類を清潔に維持しておく事により、腐敗菌を遠ざけて衛生環境を維持することが可能です。道具類もオゾン水で、収穫された食品・食材もオゾン水で洗浄することにより、より衛生的に取り扱えます。
昔に比べると衛生観念が高まった昨今においてはさまざまな薬品を用いられるケースが増えましたが、反対に薬品などが与えるデメリットも気になります。
オゾン水はそういったリスクも抑えながら食材を衛生的に保つのに有用ですので、ぜひ検討してみてください。
昨今問題になっている感染症や食中毒のリスクを軽減するため、より徹底した衛生管理が求められています。
一方で、除菌効果が高いものはその分危険性も高まり、ただ「除菌力が高ければ高いほどよい」という分けではありません。
そのため、使用するシーンに合った除菌水を選ぶことが重要です。
そこで、用途ごとにオススメの除菌水製造装置をご紹介。ぜひ参考にしてみてください。
引用元:ウォーターエージェンシー公式HP
https://wa-unizone.com/
引用元:タムラテコ 公式HP
https://teco.co.jp/lineup/
引用元:金澤工業 公式HP
https://www.kanazawakogyo.co.jp/aquapulita/
※2023年6月調査 googleで「除菌水製造装置」「オゾン水生成装置」「電解水生成装置」で検索して表示された、除菌水製造装置取り扱い企業のうち、公式HP上で取り扱い事例が掲載されており、国内製造でサポートを行っている製品を以下の特徴で選出。
ユニゾーン…調査した中で唯一操作ボタンが無く、毎日10分間の利用で約2年間メンテナンスフリー
エルくりんDX…調査した中で、1分間に生成するオゾン水の量が一番多い
アクアプリータ…調査した中で唯一酸性とアルカリ性電解水を同時生成する電解水生成器を提供